建設コンサルタントの役割

岐阜新聞コラム「素描」

02.建設コンサルタントの役割

 建設コンサルタントは行政のパートナーとして、道路、鉄道、橋、河川、砂防、上下水道など社会資本の基盤施設整備のための調査・計画、設計に携わります。これを基に施工業者が施工します。また、地域やまちづくり、観光振興計画、景観計画、環境対策、地域防災対策、交通事故対策、雪害対策などのソフトの専門家として、安全・安心で豊かな社会の実現に向けて重要な役割を担っていると自負しています。
 具体的な仕事内容について、かつて岐阜県から業務委託された清流長良川に架かる「鵜飼い大橋」を例に説明します。
 ①企画・構想段階として、設計コンセプト(意図)の立案、横断位置や構造(橋やトンネル)の検討 ②調査段階では測量やボーリング調査 ③計画段階としては橋梁形式(斜張橋やアーチ橋)の検討、周辺環境に配慮したデザインの検討 ④設計段階として、風や地震に対する安全性の検証、各種構造計算・図面作成 ⑤施工段階では施工管理―といった仕事です。
 建設コンサルタント業を営む会社は、岐阜県測量設計業協会の会員が44社、全国組織である建設コンサルタンツ協会の会員は約440社です。
 1952年8月に創業した当社は、幅広い分野の社会資本整備を担う総合建設コンサルタントとして、岐阜県はもとより全国47都道府県の社会資本整備を手掛けてきました。東南アジアを中心に海外でも多くの実績があります。現在、社員は約300人。今後も全社員が一丸となり、安全・安心で豊かな社会づくりを支える技術サービスの提供に努めたいと、今、あらためて思っています。